平成30年5月度勉強会開催報告

以下のとおり勉強会を開催いたしました。

   

日時:平成29年5月26日(土) 13:30~15:00

会場:広島市総合福祉センター ボランティア研修室

ケース①若年性認知症患者さんのケース

ケース②人工肛門造設前の病態で3級認定を求めた癌のケース

   

ケース①の御相談は、ご家族が御手続を進めている途中から会員社労士が関与したものです。当事者の方は長期で被用者年金に加入した実績があり、障害年金の受給により何が変わるのか、また手続のタイミングやどのような書類を出す必要があるのか、そして請求した結果はどのような流れで届き、届いた書面はどのように読めば理解できるのか、、、このようなことにお困りでした。

    

関与した会員社労士はケアマネージャーでもありました。早期に適切な支援に繋げるためには、社労士の範疇にとどまる知識のみならず、周辺制度もよく理解し、関係機関とも連携を図り、また、情報や当事者の変化に常にアンテナを張っておくことが重要であると話し合われました。

    

ケース②では「病態証明」が、キーワードでした。こちらの患者さんは、初診日から一年六ヶ月経過した頃が手術直後の時期にあたり労務不能との診断を受けていました。このため、この時期の診断書を取得し「障害認定日請求」を行いましたが保険者は労務不能を認めませんでした。その後人工肛門造設手術を受けられたためこちらでは障害厚生年金3級は認定されています。しかし、術後の経過や状態が著された診断書や医療サマリー等を参照すると、障害認定日頃の実用性は明らかに3級と認められて然るべきであると考えられました。

     

不服申し立てから会員社労士が関与し、あらためて医的資料を根拠に申立てをしたところ、遡って受給権が認められたものです。

    

    

概要は以上です。

    

今回は見学の方が2名お越しになり、様々なお立場のから様々な意見が出されました。

定期的に開催していますので、出席ご希望の方はフリーダイヤルあてお問い合わせくださいませ。

      

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