令和3年4月度 勉強会報告

以下のとおり勉強会を開催しました。

日時:令和3年4月24日(土)13:30~15:00

場所:廿日市市

以下の2事案について、情報交換・意見交換を行いました。

①皮膚の病気(反応性穿孔膠原繊維症)

皮膚の認定基準では再生能力ありとされ、障害等級に達しないが、実際は症状を繰り返している。

原因である糖尿病の診断書を添付し請求。

皮膚科の主治医、糖尿病の主治医の見立てが同一であり、糖尿病との関連性が否定できないことで、

2級の決定を受ける。

上記事案について、請求書提出までの経過等の報告、当該傷病についての症状の経過を踏まえたうえで、意見交換を行いました。

②目の病気(視野障害)

中心暗点の事案で、視力回復した場合の認定について

視野障害の症状例によっての認定基準についてを確認し、 請求者の状態、医師の意見を踏まえたうえで、中心暗点の事案であるが、輪状暗点の症状となっていることを踏まえて、審査請求。

上記事案について、審査請求提出までの経過等の報告を受け、視野障害の症状例について確認し、厚労省の資料を基に判断基準について意見交換をしました。

今回の2事案については、医師の意見を基に援助者がどのような請求の仕方をするかが問われる事案であったと考えます。固定観念にとらわれることなく、可能性を広げていくことが大事であることを考えさせられる勉強会となりました。

勉強会は隔月開催しています。

参加ご希望の方はフリーダイヤルあてお問い合わせくださいませ。

次回は6月の開催予定です。外部講師をお招きしての研修を予定しています。

 

※添付画像:厚生労働省「2012年8月31日障害年金の認定(目の障害)に関する専門家会合(第1回)」の資料4「障害認定基準(目の障害)検討課題について」の別紙より